マスタークラス Master Class

マスタークラス 最終回・卒業試験
2017年・冬クラス
<実施日>
2018/02/24

いよいよマスタークラス第2期生の卒業試験です。
この一年間、各人が取り組んできた成果が試されるときです。
課題がなかなか合格できずに苦しんだこともあったでしょう。でも、その努力は必ず一段上の味として報われます。

卒業試験では今までに習ってきたレシピを各人が一つずつこしらえます。これは教える側にとっても通信簿みたいなものでドキドキします。
口数も少なく、真剣な面持ちで皆さん取り組んでいました。

あわっぱかし 「あわっぱかし」はもちあわをベースにこしらえます。表面はカリッと、中はもちもちっとした食感がたまりません。きっと何度も何度も練習してくれたのでしょう。とても上手に作ってくださいました。
チェーシュー丼 アマランサスの炊き具合により「チェーシュー丼」は味が左右されます。いわゆるチャーシューとは違いますが、うまくできるととてもおいしい丼になります。作った生徒さんの気がきちんと入った、味の良い丼になりました。
3色つくね 「3色つくね」は3つの味のタレで頂く、ちょっと贅沢な穀物オンリーのつくねです。ついつい箸が伸びて止まらなくなる味わい。成形の具合も良く、練習の成果が表れていました。
助演女優スープ ご用意した「助演女優スープ」、高菜漬け、野菜、ハーブ・スパイスが助け合って演じている味の競演が大変美味なスープです。
カチューシャ ご用意したデザートは「カチューシャ」です。リンゴたっぷりで、ちょっぴりリッチな味わい。見た目も大変ゴージャスです。マスター最終回を寿いで作成しました。

審査の結果、全員一致でマスター合格!
本当におめでとうございます。
この一年の取り組みが報われた瞬間だったことと思います。

マスターの資格を得たとしても、それは単なる通過点にすぎません。とはいえ、今はマスターになれたことをどうぞ心に深く味わってください。
人生にそう多く訪れることのない、大きな山をみんなで乗り越えたのですから。


<ご参加頂いた皆さん>

2018/01/27

<生徒さんの感想>

雅仁先生、千絵子先生、茜さん
今日もありがとうございました。

宿題の粒そばに苦戦して何度も何度も炊いて、研究課題みたいになってしまい、最後の粒そばは焦がして失敗に終わり、午前と夕方に作った分が私の現時点での精一杯の結果でした。
一筋縄でいかない雑穀の世界を体験しました。
圧力鍋買わなきゃー。
宿題も何とかギリギリ合格を頂き、さて、いよいよ卒業課題の披露!

先生達の熱い視線に慣れてないのでドギマギしちゃい、テンパっていつもより遅くなってしまい、しかも、タレを作り直すことになるという失態まで、汗。
他のマスター候補生達に待って頂き恐縮でした。
きちんと作ってるオープンキッチンのレストランのシェフはすごいなぁと思いました。
常にお客様に手元を見られながら、一定の味を出してるんですから。
時々千絵子先生の助け舟が入ったりしたので、あ〜もうぜったいダメだろうなぁと思っていたので、合格を頂けて本当にホッとしました。
今まで自分なりに頑張ってきたこと、マスター生になれた喜びと安堵で涙があふれちゃいました。

私はお尻を叩かれないとやらないタイプだから、マスタークラスに入ってなかったらこんなに真剣に料理してなかっただろうし、何よりも本当の味(レシピの要求通り)を出せてないことが分かったりするので、そこを知れたのはとてもありがたいことでした。
自分では出来てる、作れてると思っていても違うかもしれないわけですからね!
厳選素材を揃えて、料理のポイントをおさえ、手際も、何よりも回数をかさねて始めて合格ラインギリギリに入るわけですもんね。

マスターは通過点。
次のクイーンでも頑張りたいと思います。

お教室でもお話しましたが、卒業試験の練習もしていたので必然と雑穀月間となり、おかげさまで便通がかなり良くなり一日2回も出ちゃうという出せる体になっていました。雑穀パワーおそるべし。

先生方、ご一緒した生徒さん、
一年間、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

今日で無事にマスタークラスが終了しました。
一年間、沢山のチャレンジと根気強い導きをいただき、ありがとうございました。

最後の講義も全部が私に当てたメッセージと受け止めています。
そして、一緒に歩んでいただきました仲間に感謝です。
課題をこなす日々、野菜切り、雑穀炊き、揚げ油と格闘しながらも、一人でないことでどれほど元気をいただいたことでしょう。
ありがとうございました。

毎日お料理に真剣に取り組むことで、仕事も家事も生活のすべて、24時間が豊かになった一年間でした。
世の中がどんどんと複雑になりますが、自分のためだけのちえ~るマスターではなく、世の中に貢献できるかたちを私なりにこれから探していくのが楽しみです。

今後ともよろしくお願いいたします。
感謝のうちに。

ここまで来ることができました!!
マスタークラス、「えいっ!」と決心して踏み出し、本当に本当によかったです。
千絵子先生、雅仁先生、茜さん、一緒に学んだSさん、Rさん、ありがとうございました。

こんな一年って今までなかったです。
大人になってから、どこか心にブレーキかけたりするようなところもあったけど、マスタークラスで真っ直ぐに料理に打ち込んでみようと思えて。
料理と向き合って、思っていた以上に自分とも向き合った一年でした!

マスタークラスでなければ、考えもしなかったこと、経験できなかったことがあふれてました。

毎回の課題。課題が出てから翌月のクラスまでは、いつも旅みたいでした。
はじめはクラスの時に先生に連れて行ってもらい、次はそこを目指して一人で歩き始める。途中で道を迷ったり間違えて、道を修正してもらったり。試して探って、繰り返して、進んで行く。
途中で予定外の場所にもたどり着いちゃって、まわり道のようだけど思いがけない大っきなお土産ができたり!

こうして次回のクラスに持参すると、失敗したからこそ先生のアドバイスがより理解できるし、ほかの方の経験や味からもまた学ぶ。深い学びの時間が大好きでした。
楽ではないのだけれど、でも、この旅はとっても面白かったなー!
諦めず何度もやってみる精神も鍛えられました。

心にも変化の時がありました。
初回合宿の講義で、忘れかけてた「最も大事にするべきものは何か」に気づかせてもらい、衝撃と感動。
長年抱え続け苦しかった思いから解放されたこともあった。
後半期になり、「この講座って、まわりの人たちを幸せにするための講座なんじゃないか」とハッとして、気持ちが変わってきたり。
たくさん揺さぶられた一年でした。

食べることは一生続き、作ることは一生の大事な仕事。今日あらためて心に響きました。
以前は、食べることを なんて大事にしていなかったんだろう。
今は当たり前に思える自分になれてよかった。これからどうやって伝えていけるだろう。考え、実行できる自分になりたい!と思います。

できるのかなって迷ってたけど、やってみたら人生の宝になった。
まだまだ長い限りのない道、精進を続けます。
これからもよろしくお願いします。

試験は緊張したけど、胸がいっぱい。嬉しい日でした。おいしいカチューシャも嬉しかったです。