イベントクラス Event Class

料理合宿 秋の料理合宿
2015年・秋クラス
<実施日>
2015/9/18~2015/9/20
<リバイバル>

一年ぶりに行う料理合宿です。今回の合宿は初めてのこと尽くしでした。

まずは、初めて参加者が少人数(4名)になったこと。

このため、うちの車に全員を乗っけることができるので、初めてマイカーで実施することになりました。

その代わり、車には殆ど荷物が積めません。そこで、初めて食材を現地調達することにしました。

ただ、何を現地で買えるのかは、行ってみないと分かりません。つまり、予め何を作るか想定することができないのです。何を作るかは現地で手に入ったもので考える。つまり作るもの全てがライブクッキングという初めての試みとなりました。

ここまでで初めてが4つ。

そして、実は決定的な初めてがもう一つ。
なんと、予約しておいた宿が最初の日にはダブルブッキングで泊れないことが判明したのです。

これはビックリです。
なにしろ、前日の夜に分かったのですから。
急遽、調べまくって別の宿をなんとか予約できたのですが、そちらには調理道具が殆どありません。包丁1本、まな板一枚、やかんが1つだけだというのです。それどころか、お皿もコップも箸さえもないというじゃありませんか。

今回の合宿では、車に積める荷物に限界があり、宿にある道具をお借りすることが前提になっていました。
しかし、こうなっては仕方ありません。与えられた条件の中で、なんとかおいしいものを作り上げようじゃないか! そう腹をくくり、頭をフル回転させて臨みました。

ということで5つ目の初めては、料理合宿としては初めての「サバイバル料理」が加わったのでした。

朝10時に大宮駅に集合。小雨が降る中でのスタート。この後、車中で一泊目の宿が変更になり、合宿の趣旨に「サバイバル」な要素が加わったことを説明。皆さん、面白がって下さったことが救いでした。
最初に向かった先は「都民の森」
こちらで朝から用意しておいたお昼ご飯を食べます。雲が低く立ち込める天気で、標高の高いこの地点に来る途中、視界が悪くて仕方ありませんでした。
お待ちかねのお昼ごはんです!
私たちの他には人がおらず、広い休憩室を貸切状態でした。皆さん、すっかりお腹が空いて、お昼が待ちきれないご様子でした。
お昼ごはんは「天然記念丼」です。
和風の味の丼ものということで、ひねりにひねってこの名前になっております。味はストレートにドン!と満足させてくれます。
サバイバル合宿の最初の課題は、とにかく食材を手に入れること。品質の良いこんにゃくを販売しているお店があったので、ここで普通のこんにゃくと刺身こんにゃくをゲットしました。
こちらは豆腐屋。消泡剤不使用のこだわりのお豆腐だそうで、ひっきりなしにお客が訪れていました。桧原村はお店がポツン、ポツンと点在しているだけですので、食材を手に入れるのも一苦労。相当に車を走らせます。ここは地元でもよほどの人気店なのでしょう。
もう一か所、野菜の直売所で材料を入手して、宿に到着しました。冒頭、書いた通り、自炊を前提にしていないコテージですから、ここからが本当のサバイバル開始です。まずは持参した調味料などを並べているところ。
さて、何を作ろうか。ボウルもない、鍋も持参した小鍋と中鍋が一つだけ。ちえ~るバターはジップロックに材料を入れて作ろう。切った野菜や摩り下ろしたニンニクはラップに包んでおこう・・・とにかく、頭がフル回転です。
やっとできました! 表でバーベキューの開始です。こういうときには、あまりに凝った料理はできませんが、反対に鉄板をフル活用した料理ならイケるんです。
ということで、ベジバーベキューです。買ってきた野菜やこんにゃくに味をつけておき、熱々の鉄板で火を通します。しょうゆベースのタレと紫蘇の実を使った、ちょっと変わったタレの二味で楽しみました。
バーベキューといえば定番は焼きそば。ちえ~る流の名前はヤキソマン。ソースなしでソースっぽい味を作りました。全ての調味料を予め作っておき、麺と野菜を炒めた後に混ぜます。調味料の加減は後で調整しようと思いましたが、予感通り、一発で決まりました。
炊飯器がないので、ご飯が炊けません。家で出発前におにぎりをたくさん握っていきました。それを焼きおにぎりにして楽しみました。
買ってきた豆腐を使って、おいしいスープをこしらえました。
題して「桧原スープ」です。
デザートは「サバイブ・ルージュ」
とてもおいしい雑穀を使ったアジアンテイストのデザートなのですが、いかんせん器がなくて、持参した紙コップに入れてます。しかもこの紙コップ、まだ捨てちゃダメで、この後も洗って使い回しました。
お腹いっぱい食べた後に、第2部が始まります。これは夜食の刺身コンニャクにつける特製のタレです。刺身コンニャクはまるでフグ刺しのような見た目と触感で、このタレが実にマッチしました。
食後は延々と続く夜食とお酒、そしてお話しタイムです。合宿の第一夜は、こうして更けていきました。
翌日、第2日目です。朝からまずは昼食作り。お豆腐屋さんで、偶然、手に入った無添加パンをベースにサンドイッチを作ります。
このサンドイッチ、絶品でした。ちえ~るバターに味付け板麩をカリッと揚げたもの、さらに炒めた味付け野菜を載せるという、大変贅沢な重層構造になってます。
一泊目のコテージとサヨナラする前に記念撮影。本当にここでの食事はサバイバルでした。
次の宿に向かう前に、とにかく食材探しです。なにしろ、この時点で残った食材はほんの僅かでした。
こちらは直売所で買ってみた「セイダノタマジ」です。ジャガイモを甘く味付たものでした。
野菜を販売しているお店を数か所巡りました。驚くことに、この辺りのお店で扱う野菜は、殆どが無農薬です。また、動物性食品がまず見当たりません。なるほど長寿なわけです。
食材をたんまり手に入れて、二日目の宿に到着。いやぁ、広い。そして感動的なほど、調理器具が揃っている。ボウルがある! 包丁がある! 食器がある! もうこれだけで十分、シアワセ。
お昼ごはんは、作っておいたサンドイッチとジャガイモの料理です。昨夜の残り物の焼きそばや焼きおにぎりも実にいい味。これらは更に翌日になっても味が落ちず、皆さんにおいしく平らげて頂きました。
何を作ろうか、生徒さんの希望も取り入れて検討し、料理開始です。今回は思いっきり料理が作れます。うちに比べれば、大したこともない調理器具なのですが、前日の苦労を味わったばかりなので、まるで天国の厨房のようでした。
充実の料理タイムを終えて、乾杯の時です。今回はあれこれあった制限を取り払って、十分に創作料理の翼を広げてこしらえました。食事を前にした皆さんの笑顔が素敵です。
セロリとキュウリにかける特製の雑穀ドレッシングを作りました。こちらはバランスを考えて、身体を冷やさない「食べるドレッシング」になっています。
かぼちゃのスープです。実にいい味わい。とろっとしてなめらかで優しい味になっています。
前日の夜食、刺身コンニャクと特製タレです。器に綺麗に盛ると、こうも違って見えます。お味は翌日でもグッジョブ!
行田にあるゼリーフライにインスパイアされてこしらえた、チエリーフライ。そのまま食べてもおいしいように味付けが施されていますが、この特製ソースをかけると、得も言われぬ旨さになります。
デザートは、イチジクと持参したパイナップル缶で作った「ジュエリーボックス」
今回のデザートはもう一品。味噌味のクッキーが食べたい!というリクエストにお応えして作りました。希望された方のお名前をもじって「三噌クッキー」と命名しました。じ~んとくるお味です。
お楽しみの夜食は「ナスネギ巻き」です。中華風の味付けのナスの炒め物に、さわやかな味と食感の白髪ねぎ、更に味をつけてカリッと焼いた高野豆腐を具に、海苔で巻いて頂きます。これ、絶品です。
夜が更けるまで、飲んで、話して、笑って。眠い目をこすって起きて、すぐにブランチ作り。ラーメンを作ろうと思ったのですが、丼がない。急遽、つけ麺を作りました。お腹いっぱいで食べられないと思ったのに、足りないと思うくらいの絶品に仕上がりました。
宿をバックに記念撮影。二泊三日のサバイバル料理合宿で、合計15品をお伝えしました。
最後は山梨の無農薬ブドウ園に足を運び、ブドウ狩りを楽しみました。巨峰とピオーネが食べ放題。最後まで満腹の旅でした。

どんな食材があるのか分からない。何ができるのか、ギリギリまで想像もつかない。そんな料理合宿が成立するのも、ちえ~るならではでしょう。

しかも、今回は、使える調理器具にまで制限が課され、実に厳しい条件。まさにサバイバルを体験した二泊三日となりました。

20人を超える大人数の合宿も、賑やかでそれは楽しいものですが、こういう少人数の合宿も、また乙なものです。濃密な時間、たくさんのエピソードが生まれ、帰宅してからも興奮さめやらぬ合宿になりました。

ご参加の皆様、大変お疲れ様&有難うございました。

次は一体どんな合宿になるのか。
今からとっても楽しみです♪


<生徒さんの感想>

お料理合宿での3日間、お世話になり、ありがとうございました。

たくさんの学びと気づきがありました。
とても貴重な時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。

人は、どんなに制限を与えられたとしても、智慧を働かせ、創造し、生きていけるんだな~と改めて実感しました。

また、心も身体も満足するとはどういうことか、身体にとって負担となる食べるものはどういうもので、どんなことが症状として起こるのかなど、食と身体について、身を持って体験する良い機会となりました。

自分の身体(体質)に向き合い、考え、知ることができ、感謝しています。

ちえ~るに出合う以前の自分の身体についても振り返ってみると、身体のサインはその当時もきちんと出されていたことに気づきました。
でも、気付けていなかった。
怖いことですね。

自分に起こる出来事をただ受け入れるのではなく、きちんと頭で考えて、その出来事から真実を学び、智慧をつけていきたいと思います。

合宿では、ちえ~るのお料理が14種類も創作され、どれも素晴らしい美味しさでした。

ちえ~るの世界を堪能し、改めてその素晴らしさを実感しました。

合宿でも、ちえ~る盛りは健在でしたね。
早く家でリピートして、その素晴らしいお料理を楽しみたいと思います!

この合宿を開催していただいた雅仁さん、千絵子さん、ありがとうございました。
そして、一緒にこの合宿での時間を過ごしてくれた皆さんに感謝しています。
ありがとうございました!

3日間、とてもお世話になりました。
どうもありがとうございました。
本当にあっという間で、旅が終わってしまってこれを書いているいま、余韻に浸りつつも寂しく感じています。

微妙なお天気から始まり、予定していた宿が何故かとれていなく、初日は急遽前日の夜決めた宿へ…というスリリングな展開から始まった合宿でしたが、次第に天気はスッキリと晴れ、それとともに予定外だったという火を囲んでのバーベキュー…まさにサバイバル!

その後に続く焼きそば、焼きおにぎり…と絶品でした。

もちろん、お昼に都民の森で食べたちえ~る特製のお弁当とクッキーも!
ああ、また早く食べたい。。

素材をその土地で売っているものから選び(この時は何を作るか決まっていない)、宿に戻って皆の希望を取り入れ、メニューがするする決まっていくのを目の当たりにし、また、作りながら味を決めてく様子は、本当にちえ~るマジック炸裂でしたね!!

それはそれは誰にも真似できない、不思議な光景でした。
本当になぁんにもないゼロのところから創り上げ、そしていろんな意図があって味を決めていく…
改めてちえ~るのスゴさを実感した次第であります‼︎‼︎

調理用具がほぼないところで作ったサンドイッチやサラダ…こちらもすごく美味しかったです。

どれもこれも初めて食べる味ですが、すべてのメニューが美味しく、一つ一つをそれぞれ賛美したいのですが 長くなりすぎるので割愛します。。と言いつつ……

セロリを引き立たせるドレッシングや、カリもち食感のチエリーフライ&ソース、ちょっぴりスパイシーなかぼちゃのスープ、ふぐのような刺身コンニャク&ソース、それぞれ素晴らしすぎです!

最終日はお腹がいっぱいすぎて立っているのも実はつらかったのですが、出来上がったお料理を食べてみるとあら不思議、美味しすぎてバクバク食べてしまいました。

前日の夜食の海苔巻きも最高ですね。
おむすびにしたいなぁって思いました。

そしてちえ~る初のつけ麺、美味でした!
お腹すいてないけどもっと食べたいって思いました。

ちえ~る初めての試みに参加できて、そして今というこのかけがえのない時間を千絵子さんと雅仁さんと参加された皆様と共有し、体験できたことに感謝です。
(密な時間を過ごせませたし、お父さんとお母さんと4姉妹という感覚でした!?)

あと、仕方なしに?送り出してくれた旦那様にも感謝ですね。
美味しいお料理で彼を満たしてあげたいと思います。

本当にありがとうございました。
いろんなことがありまくりのサバイバルな旅、とっても楽しかったです♪

3日間、お世話になりました。
初めに宿の話を聞いた時は、びっくりしましたが、このメンバーで行くのなら、どんなハプニングがあっても楽しいだろうと、半分わくわくしながらの旅路でした。

本当に、この3日間は家族と過ごしているかのようなリラックスしたひとときでした。歌と音楽の流れる中、爆笑しながらのお料理が本当に楽しかったです。

ちえ~るメニューの出来上がる瞬間も何度も見ることができましたが、何度見ても、この工程からあの絶品メニューが出来上がるというのが感動的で、到底真似のできることではないなぁといつも思います。
出来たお料理が、ハズレなしどころか、皆、横綱級で、あの材料でよくぞここまでの味が出せますね、とライブクッキングの醍醐味を感じました。

最初から最後までサバイバルな合宿でしたが、これで非常事態にも負けない力強さを味わうことができ、参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
急なハプニングの調整や長旅の運転、ご一緒できた皆さん、本当にありがとうございました。

2泊3日のお料理合宿、計画から準備、当日のレシピ、運転など本当にありがとうございました。

初参加の合宿、思わぬ事態がたくさん起こってその中でどうするか!?みたいなことがとてもおもしろかったです。

一日目のお弁当、スパイスを一切使っていないお味がしみじみと美味しかったです。

2つの宿に泊まったことで、道具があるないでこんなに効率性が違うんだと実感しました。

私の大真面目ですが、大変失礼な話にも、真剣にお話してくれる大木夫妻。
お話を聞いてくださり、本当にありがとうございました。

非日常の中で、料理しまくって、食べまくる。
食いしん坊には大満足から余るくらい食べまくりました!
ちえーるの料理の満足感はすごいですね。

これから何を大切に生きていくか、ヒントをいただくことができた、貴重な体験でもありました。

少人数でみなさんと一緒の時を過ごせたことが、とても嬉しく、楽しかったです!

ありがとうございました!!!