キングオブマスタークラス King of Master Class

キングオブマスタークラス 味の調整・最終奥義編
2021年・秋クラス
<実施日>
2021/09/02

食欲の減退する暑い夏が通り過ぎ、本格的に食べ物がおいしく感じられる秋がやってきました。
私たちの味覚もこの涼やかな季節になると、いつもより鋭くなっていきます。
これに相まって生徒さんたちの地力もかなりついてきているので、実習課題はさらに高いレベルのものに突入です。
この最後の登攀を乗り越えれば、ちえ~るの全てをマスターした高みに昇ることができます。

実習 午前中に行う味調整の実習は、今回も「炒め物」がテーマ。今回は少し難しい味付けにしていますが、皆さん、ちゃんと味のベクトルは理解できていました。
ミートソース ランチにご用意したものは「ミートソース」です。現代風の味が濃くて旨味が膨らんだ味わいです。これにかける開発したパルメザン・チーズ風がとてもおいしい!
ホワイトマジョラムソテー 実習で作った「ホワイトマジョラムソテー」です。しっかりとした味付け。そして奥行きのある濃厚な味わい。これが食べていて飽きないベジ料理です。
プロヴァンス風スープ ご用意した「プロヴァンス風スープ」です。ハーブスパイスが程よく効いた味で、食欲をそそります。具材もたっぷりです!
茜のスイーツ 茜が作った「かぼちゃプリン」です。絞ったクリームも茜が開発したもの。なんと贅沢なプレートでしょう。もちろん味は最高でした。
実習の様子 午後の実習は「焼き物」です。ハンバーグより焼くのが難しい「グランバザール」を作ります。これがうまくできれば雑穀の成型・焼き物はマスターです。
グランバザール 実習でこしらえたちえ~る版チェコ料理の「グランバザール」です。すりおろしたジャガイモとソースがいい仕事をしています。

今回もハイレベルな実習となりました。
しかしながら、さすがに長年、学んできた生徒さんたちです。
このところ急速に理解力・吸収力が進んでおり、真の実力がぐんぐんと伸びてきています。
最後の教えはいわば山登りの頂上登攀と同じで、急峻な登りになりますが、きっと大丈夫。
最後まで駆け抜けていきましょう。


<ご参加頂いた皆さん>

2021/09/02

<生徒さんの感想>

雅仁先生、千絵子先生、茜先生、こんにちは。
昨日はありがとうございました。

午前の実習は先月に引き続き炒め物。
前半の骨格部分は少しだけ頭の中を白い状態でできたけれど、あの調味料を感知できなかったゆえにそれ以降迷走してしまい、またいつもの状態に戻ってしまいました。。。悔しいですψ(`∇´)ψ

雅仁先生のを頂いて改めて凄いなぁと思いました。昨日は特にいらぬスパイスを入れてしまい余計に差が広がって残念な味付けの自分作が恥ずかしい。。。

次回はさらに難易度が高いソース系?とのことなのでドキドキでもあり挑戦できることが楽しみです。

ここ最近のランチは食べてみたいお料理ばかりでテンション上がります♪
ずーっと心のどこかにミートソース食べたいなぁと思っていたので、久しぶりに頂けて嬉しかったし、美味しかったです!本来はもっと美味しいみたいでいつかそちらも食べられたらなぁ★
粉チーズも雰囲気が出ててドバドバっとたくさんかけて頂いちゃいました^ ^
リリアルはどんどん進化していて習いたいものばかりです!

デザートはかぼちゃプリン。
毎回言っちゃいますが、これがお砂糖不使用の無添加ビーガンスイーツ?
言われなければ分からないクオリティー♩
クリームと一緒に食べるとよりリッチな味わいになって、メイプルシロップ?をかけてまた別の味を味わえて大満足なスイーツでした!
茜先生が作るスイーツ、素晴らしいものばかりです!

午後は焼きの実習。
このお料理、実は上手に作れなくてお蔵入りしていたレシピでした、汗。
今回題材にして頂いたおかげで復活できて良かったです!今なら昔のお料理も上手く作れて、お味も前よりも美味しく感じられるハズとのことなので、あまり作っていない昔のレシピも作ってみようと思います!

焼くところまではクラスメイト三人で一つの物を作ったので、何だか楽しかったです!お店の調理場にいるような感覚になりました^ ^

先生に教えて頂いてから自分のモノになるまでに時間がかかる私。
ある時になって、料理に限らず、あーこれかー、あー、このことかーって実感するので、焼きの習得もまだかかりそうですが地道に取り組んでいきたいと思います。

また次回よろしくお願いします。

雅仁先生 千絵子先生 茜先生
キングクラス、どうもありがとうございました。

それから、透さん、ありがとうございました。
初めてご一緒させていただき 始まったキングクラス、新鮮でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

味調整の実習。
積み重ねてきたことや失敗の経験を活かすということも大切。
とらわれないまっさらな状態で向き合うことも必要。
その両立って?どういうことだろう??

わかるような、わからないような…だったこのことについて、今日お話が伺えました。
「信じて、やってみよう」
いざ、真っ白な心で!
と、思ったのですが、結果はまた好き嫌いに影響されてしまっていました。

「これ、入ってるのでは」と、ずっと横目で見てはいたけど、無意識のうちに「入っていないで欲しい」という心がストップをかけていたようです。
全くフラットな状態になるって難しい!
でも、こういう部分をなくせたなら、もっと変われるということですよね!!

それから、ハーブの香りを覚えようとしていたけど、やはり料理に使った時に出る味わいや役割を体験しながら覚えないといけないんだなと思いました。
この実習は覚えるすごいチャンスですね。

たくさん失敗がありましたが、その分、気付くこと、深い学びが多かったです。

ランチでいただいた粉チーズ風。チーズらしいコクと風味に、習う前から何にかけようかとワクワクしますね。
ミートソースとの絶品ペア、習えるクラスが楽しみです。

茜先生のスイーツ。きれいな色と たっぷりホイップ。見ただけでも気持ちが上がる、かぼちゃのプリン。とってもおいしかったです!
かぼちゃがこっくりと濃厚で、しかも重くない!ホイップクリームと食べたら、まろやかさにまた感激。カラメルもかけると、なんだか懐かしいおいしさにきゅっとなりました。

午後は「焼き」の実習。
裏返し時や焼き上がりの声かけをしてくださるタイミングが、先生方、いつも同時!
焼いてるものからちゃんと伝わってきて、タイミングがわかるなんて!
わかるようになるまで練習したいです。

フライパンの中との対話、火のコントロール、そのテンポの大切さ。
焼き方によって雑穀の苦味が滲み出ること、けれど上手く焼けると苦味ゼロになること! などなど、今回の「焼き」の学びは奥が深くて深くてびっくりしました。
すごくチャレンジしがいのあるお料理。
家で繰り返し、頑張ります。

雑穀の話題から「作る人が食べる人へ歩み寄る」というお話へ。
ちょっと涙が出そうでした。
雑穀を好まない人も、この食事に 色々言う人もいるけど、解り合えないと線を引いたり、肩肘張って頑張ったり押し付けたりするのではなくて、歩み寄るとは相手を思って工夫する努力、おいしいと感じてもらう努力。
押さないで、包み込む。
私たちの役割なんだなあ!!と思ったら、じんとして、何だか優しい気持ちになりました。

また、単独では食べにくい雑穀をそんなことを感じさせない味と姿のお料理にしてくださっていることに、あらためて感動しました。

次回もよろしくお願いいたします。
もっともっと変わりたいです。
お料理にもそれ以外にも、いつもまっさらでフラットな心で出会って感じられるようになりたいです。

雅仁先生 千絵子先生 茜先生
キングクラス、お世話になりました。 今回も前回に引き続き、先生の作られた炒め煮を味見して、同じように味をつけていくという実習からスタート。 これとこれは入っているだろうなとファーストインプレッションから感じるままに調味料を入れていきましたが、結果的にまた迷走しちゃいました。 まだまだ頭や心を真っ白にできておらず、先入観がある証拠ですね。無意識に好き嫌いを感じているということも…。 そして出来がったものは、今回も先生が作られたものとは全く違う異なるものでした。
先生のはこういうスパイスの組み合わせだから調和のとれた味…
自分のはこういうスパイスを入れて組み合わせた味だからこんな味…
自分では近づけていってるつもりでも、比較してみると面白いぐらい違っていて、とても勉強になりました。 いままでひとつずつ、香りや色やお味でこの調味料が入っているのかなと調整していましたが、お話にあったように組み合わせで舌で感じて覚えていくという感覚、これからわたしも意識して身につけていきたいです。 一番の印象に残ったお言葉、「この教室では、失敗と書いて成功と読む」 まだまだ自信をもってこの調味料、スパイスが入っている!とは言えないので、自信を持って言えるよう失敗をどんどん繰り返していこうと思います。 ランチでいただいた、待望のパルメザン・チーズ風をかけたミートソース、わたしにはとっても美味しかったです。
山盛りにしたチーズ風がパスタに絡んで…思い出しただけでもまた食べたいです。美味しいので味わうにもゆっくり時間をかけすぎちゃうくらいでした。
ミートソースは一鍋でできちゃうそうなので、教えていただくのがますます楽しみになりました。 一緒にいただいたプロヴァンス風スープもじんわりと染みわたりこちらも楽しみです。 そしてそして!!
あかね先生のデザート!!
かぼちゃのスイーツになんだか惹かれてしまうわたしにはとっても嬉しいかぼちゃのプリン!
濃厚でいて、なめらかでまろやかで…贅沢な一品でした。
トッピングにホイップやカラメルもつけて…なんて豪華なのでしょう!!
デザートのデコレーションをしているところから陰ながらみさせていただいたのですが、ホイップの可愛い盛り付け方、カボチャのキュートな魅せ方、そしてトッピング…どれをとっても見とれてしまいました。 かぼちゃのスイーツを好きとお伝えしたのを覚えていてくださって…さらに!よりおいしくわたしたちに食べてもらえるよう作り直しまでしてくださって!感激です!!!
もちろん、最後の最後まで味わいつくさせていただきました。恒例の余韻も楽しませていただきました。 お忙しいなか、いつも心を込めて美味しいデザートを作ってくださり、ありがとうございます!! 午後の実習は焼きの実習。
かな~~りご無沙汰していたグランバザール。
今まで上手く焼けなかったせいかもしれません。
中に火が通っていなくても美味しくない、焼きすぎても炭化して苦みがでてしまう。
パーフェクトな美味しさにするのは難しいけれど練習します。上手く焼いて喜んでもらえるように。
まだまだ押し付ける感があるわたしだけれど、大切な相手を包み込んであげられるようになりたいです。 舌に残る苦みについては、今までこういうもの・味付けなのかなとそのまま受けれ入れていたのですが、雑穀によるものだったとは!
確かに、炊いた後の雑穀や雑穀粉をそのまま食べてみて苦いなと思ったりしたけれど、こういうものという認識でこれ以上もこれ以下もなかったのですが、これを美味しく食べられるように創意工夫を凝らしていただけていたのですね。ずっと気付かなかったのですが、先生方の想いに触れ改めて感動しました。 偶然にも先生が経験されたからこその外反母趾のお話も、時々足が痛くなることもあったのでとても印象的でした。
立つ、歩く、動物にとって大事なことですね。
少しずつでも改善されますようお祈りしています。
わたし自身は、足の指をしっかり使う、一か所に負担をかけないようにするなど、まず意識をするところから始めてみます。 今までも何度も何度も何度も何度もくじけそうになったずっとずっと険しい道のりだったけれど、次のクラスから特に険しい山へとよじ登っていく…
きっときっと頂上はもうすぐ…
尊敬する大好きなクラスメイトとともに頂上へ行けるよう、あとわずかな日々を頑張ります。 先生方、透さん、キングクラスありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。