マスタークラス Master Class

料理の画像 あわっばかし
2017年・夏クラス
<実施日>
2017/06/24

今回のテーマは「もちあわ」です。
炊き方を改めて復習するだけではなく、炊いたあわを上手に加工する方法をお伝えしました。
特に今回は手業が少々必要になります。
まさにマスタークラス向けの課題です。

あわっばかし 表面をカリッと焼きあげ、中がもちっとしたもちあわで作ったコロッケを想像してください。そこに特製のたれをかけて頂くものが「あわっばかし」です。
アンダー・ザ・ノースバレー 夏野菜をふんだんに使った炒め物が「アンダー・ザ・ノースバレー」です。炒め物といってもちえ~るのそれですから、味は実に独特かつ美味に仕上げています。
ピリマヨドレッシングのサラダ 「ピリマヨドレッシングのサラダ」はマヨマヨをベースにしていますが、玉ねぎや調味料により数段上のドレッシングに昇華しています。食べるドレッシングです。
じゃがいもと小松菜のみそ汁 暑い季節ですが、味噌汁とご飯は毎日の食卓に欠かせません。じゃがいもと小松菜の実習でも味噌汁を作りました。
くず餅&クロミッチー 昨年のマスターでもご好評でした「くず餅&クロミッチー」です。簡単でしかも黒蜜そっくりにできます。おもてなしにもピッタリの一品です。

もちあわは日本に古くからある大切な穀物。
鳥のエサだとか、貧乏人が食べるものだとか、戦争中は他に食べるものがなくて仕方なく食べたというマイナスイメージばかりが先行しています。
しかし、本当は人間のために自然界が用意してくれた貴重な食物です。
江戸時代、殿様は米のご飯ばかり食べたので特有の病気にかかりましたが、庶民はこうした雑穀もたくさん食べており、そのため妙な病気にもならずに元気を保っていました。

ただ、現代に生きる私たちにとって、やはり雑穀をそのまま頂くというのは、正直、あまりおいしい!とは言えない舌になっています。そこで今回のような加工や工夫が必要になってくるのです。
上手に料理してこしらえたものは、必ずおいしくなります。
ぜひ何度も練習して、高い技量を身に着けてください。


<ご参加頂いた皆さん>

2017/06/24

<生徒さんの感想>

マスタークラスも5回目になりました。
毎回の課題は自分の苦手だなあと思っているところにちょうど当たるようになっていて、この一ヶ月間もアマランサスと格闘していました。
でも、課題があることで新しい挑戦になり、いくつになっても学ぶことは大切だなと思いました。

今日のお料理も難しそう、、、、、でもできあがりのおいしさをクラスで味わうと、次の課題に取り組む意欲になりますね。

夏野菜がおいしい時期、アンダー・ザ・ノースバレーが楽しみです。
あわっばかしもスパイスがいろいろ入っていても、できあがりはシンプルなおいしさでした。

この3ヶ月、雑穀がテーマなので、穀物摂取量も増えて身体と心に良い働きをしているようです。
今日のお話を受け取るにはまだまだ未熟ではありますが、ものごとの見方、考え方、受け止め方とのつきあい方を考えたいです。

今回提出の課題。雑穀が炊けなかった時には焦りました。
けれど何度もチャレンジしたお陰で、圧力鍋とのつきあい方もアマランサスの特性もかえってわかってきて、振り返ればアマランサスに鍛えてもらったなぁ!

板麩の戻し方が自己流になってしまっていた時は、板麩って一枚毎に、一枚の中でも、厚みが違っているっていうことに特別思うことはなかった。
でも今は、それぞれ違う子たち?に、それぞれ違う対応をする、その加減やら時にやりすぎちゃったりみたいなことが面白くなってしまって。新たな発見♪

課題に取り組むうち、面白いと思うことが増えるのが面白いです。
今回も雑穀と向き合う日々を、真剣に楽しみたいです。

それから今回のクラス、「夏野菜がこんなにも嬉しかったっけ⁉︎」「この葛餅と蜜の食べ心地ったら!」などなど、ウキウキと驚きがいっぱいの時間でした。
やっぱり自分が食べるだけじゃもったいないな!

心を濁らせずに生きることが自分をとりまく世界を変え、更にはこの世界中を穏やかにすることにつながるのですね。
これからいろんなことに出会ったとしても、チャンスをもらえたと思って実践していきたいです。もはや気にもならなくなる自分になれる日を目指して!

単なるプラス思考とかポジティブとは違う。我慢や決意は必要 だけど自分を抑えたり捻じ曲げたりではない。
雅仁先生のお話には、こうして人とつながって生きていくんだよというメッセージも感じられました。
「お金もかからないしね」と笑いながら勧めてくださるこのことが、本当はみんなに広がれば世界だって変えられる力をもつようなことなんだと思ったら、ゾクゾクしてしまいました!