キングオブマスタークラス King of Master Class

キングオブマスタークラス 味の調整・最終奥義編
2021年・秋クラス
<実施日>
2021/11/04

味調整の最終課題「ソース」を前回に引き続き実習しました。
今回からはもっとも難しい「隠し味」の感知と再現がテーマです。
これにはきわめて優れた味覚力が必須です。
少しでも味覚力が損なわれていると、正確な味がわからず、当然、正確な再現もできません。今の状態の味覚力で感知できる味になりますので、このソース課題は味覚力の程度を計るバロメーターにもなっています。

実習 味調整の課題は、いよいよ最難関の中でも最難関であるソースの隠し味をテーマにしています。これをクリアできれば完璧です!
ハンバーグ ランチは実習で作ったソースをかけたホワイトブレーカー・ハンバーグです。今回の課題は特に難しく、味がわかるだけでなく、調味料の組み合わせへの理解も問われます。
ごぼうの時雨煮 用意した副菜の「ごぼうの時雨煮」です。しっかり味でご飯が大変すすみます。普段の食事なら、これ一つでおかずは十分といえるほどです。
実習の様子 午後の実習はスイーツです。「サントノーレ」をみんなでこしらえてもらいました。一つ一つはそれほど難しい技術は必要ありませんが、きれいに組み立てることも味のうちというスイーツです。
サントノーレ 「サントノーレ」は味のバランスがとにかくいい♪ 甘さはもちろん、深みとすっきり感のある素材の組み合わせによっておいしさが何倍にも膨らみます。

今回の味調整はなかなかに難しいものがあったと思います。
隠し味というのは、文字通り、一見したところ分からないからこそ隠し味なのであって、これを正確に見抜くことは味に対する真摯な向き合い方を要求されます。
無意識のうちに抱えている偏見を削りとり、生まれたての赤子が世界を初めてみるように味の世界を探索する心根が必要になります。
これが案外に難しくて、挑み甲斐のある課題なのであります。


<ご参加頂いた皆さん>

2021/11/04

<生徒さんの感想>

雅仁先生、千絵子先生、茜先生、透さん、
本日もありがとうございました。

雅仁先生のお体、本調子でないところお教室を開催して頂きありがとうございます。
その後、お変わりないでしょうか。いつも全力で教えて下さることに感謝致します。

ハンバーグの焼きの練習。
作っているところを先生方に確認して頂ける貴重なレッスン。
焼きは私の脳が苦手とする技術。
経験を重ねるしかないので練習あるのみ!

そして最難関のソースの再現は今回はかなーり難しかったです。
特に前日に舌を壊したばかりだったので...隠し味が当てられないのもさることながら、あのスパイスも食べてからも感じとれないほど。。。
舌が治った時に食べるとどのくらい味の違いを感じるのか楽しみです!

お出し下さったごぼうの時雨煮、すんごーく私好み♡ 舞茸も味が染み込んでいて、ごぼうのお味も活かされつつしっかりした味付けはご飯進んで最高でした♩

ご飯もお味噌汁も今の私には五臓六腑に染み渡りました!

午後は華やかなサンチエール!
組み立てや道具まで細かいところを確認できてとってもありがたいです!
ポイント盛りだくさんでした^ - ^
茜先生の盛り付けは華麗でうっとり。
見栄えよくできるようにしたいと思います!

雅仁先生の午前中のお話し、グッときました。
幸せの基本を忘れずにいたいです。

また次回よろしくお願い致します!

雅仁先生 千絵子先生 茜先生 透さん
キングクラス、どうもありがとうございました。

クラスの初まりからお話がすごい速度でどんどん深まり、震えました。
この世界に生きるという厳しいお話を語られながらも、みんなが忘れてしまっていることを温かく語りかけてくださっているようで、優しくて、ふと将来など考えずひたすら遊んでいた頃の自分になった気がしたりして。
涙、決壊するところでした。

何にもなろうとしない、何者にもなろうとしなくていいという言葉は、昨日からずっと心の中で鳴っています。

最近考えていたことや、向き合いはじめたことと、はまってる。いつも驚きます。
何だか何かが動きだしそうな、うずうず感があります。

午前中の課題。
まずはハンバーグ作り。

ハンバーグの成形も焼きも、私は過去にいただいたアドバイスが頭の中で整理されないままこだわっていたり、以前教室で体験した場面の印象に左右されてしまっていたなと思いました。

タネの材料や厚み、コンロのパワーが違えばアドバイスも違ってくるのに、全部が共通じゃないのに、ごっちゃになったままだったなと思いました。

それに例えば、以前、強いと言われたことを意識しすぎて弱めすぎになっていたり、おいしそうな焼き色をつけてとの言葉に色味にこだわりすぎるようになってしまっていたり。

こだわったり引きずらず、ケースに応じて冷静に考えることが必要ですね。
たくさん気づかせていただきました!

感覚でわかるようになるまで練習するとともに、教わったことを落ち着いて整理してみようと思います。

味調整のレッスン。
また知らなかったことを知ることができました!とても勉強になりました。
難しいけど、これはやはり喜びだ! と感じました。

また排除しかけていた材料がありました。やはりこれがないとと最後の方で何とか僅かに加えられました。
本当は高比率で入っていたので、まだまだだけど、一歩ずつ訓練ですね。
なんだかこうして料理以外の生活でも変わっていけるのかななんて、少しドキドキします。
あ、料理が先じゃなくてもいいのですよね!

おいしいソース。家で作り、確かめ、覚えたい!と思いました。

午後はサンチエール。
パーツは三人で協力し連携をとって作るのが、ウキウキする楽しさでした。

作り方も道具も丁寧に教えていただき、自分の間違いや不十分だった部分、失敗の理由に気づかせていただけました。
小さなことのようでもそこに気を配って行えるかどうかで、仕上がりへの影響が大きい!
コツがいっぱいですが、それこそ一つひとつ積み上げていく必要がありますね。
茜先生のように美しく組み立てられるようになりたいです。

工程は多いけれど、このおいしさにたどり着きたいから頑張りたいなと思います。

先生も言ってらしたように、やはりこの食への入り口として、スイーツの存在は重要だなと実感しています。
一方、見た目や市販のスイーツとの比較という面では、人々の目は厳しい。このあたりの意識が自分はまだまだ弱かったなと思いました。
スイーツ作りにも、もっともっと力を注いでいこうと思います。

次回も、どうぞよろしくお願いいたします。

はじまりの雅仁先生のお話、頷きながらうかがっていました。
ひとそれぞれ、感じ方も違うし、「幸せ」っていろいろあるのかもしれないけれど、ささやかでいいので自分なりの人間としての幸せ……を感じられるよう限りある時間を生きていけたらと思います。

午前の実習もとっても勉強になりました。
バーグを作るときの玉ねぎの炒め具合から、具材を混ぜる、手水をつけて成形する…一つ一つの工程が、腑に落ちる理解の連続でした。
ほどほどの良い加減が大事ということ、これからも料理を作るということを続けていくことで、身につけていきたいです。

焼くときのご説明(A面B面)もわかりやすく、火加減とフライパンの状態も頭の中にイメージがすぐわいてきました。
おうちで復習するときも、思い出しながら取り組んでみますね。

ソースの再現、とっても難しかったです。
自分で再現したソースは、お味も見た目も先生の創られたものとは全くの別物でした。
失敗ではありましたが、それがすごくいい経験をさせてもらえていると感じます。

いつもながら、先生のイメージされているものが、教えていただいてそうだったのか!となるので、味の構成を考えるのもすごく大事なことですが、次回はまず先生が何をイメージして創ってらっしゃるのかを想像するところから始めてみようかと思っています。

意識をするようにはしているのだけれど、まだまだまっさらな状態にはなれなく、わたしの中には無意識に偏見というものが頑固に凝り固まっている…のも納得のお話でした。
素直になりたい。

ソースのお味は美味しく感じることができたので、おうちでも復習が楽しみです。

デザートのサンチエール、見た目もお味もやっぱりゴージャス!
一度お教えいただいているとはいえ、理解が足りていなかったり、自己流になっていた部分もあったと思います。
美味しく綺麗に仕上がるコツを再度、先生からたくさん教えていただけたので、ありがたかったです。
このコツはこれからもいろんな場面でも役立ちますね。
一つひとつのコツが世界を広げていってくれるような気がします。

どうもありがとうございました。
雅仁先生、どうかお大事になさってください。