キングオブマスタークラス2 King of Master Class

キングオブマスタークラス2 第21回
2022年・冬クラス
<実施日>
2023/02/25

今回も夕方からお泊り会を兼ねてのキングクラスです。
やはりお泊り会を兼ねると、いつもより雰囲気が和やかになりますが、講習はしっかり行いました。
緩めながらも、締めるところは締めていく。
メリハリのあるクラスになりました。

午前中の実習 午前中は味の再現実習です。今回の課題はパスタソース。単純な素材の組み合わせですが、意外と食べなれていない調味料が入っていると際限が難しくなります。
あわてんぼうのパスタ 実習で作った「あわてんぼうのパスタ」です。塩味がベースのアンチョビー風味のパスタで、単純な素材ですが実は深みのある味わいになっています。
早春のフキノトウパスタ 実は今回、うっかり実習用にとりわけ忘れてしまい完成させてしまいました。こちら「早春のフキノトウパスタ」は次の課題で使おうかなと考えています。フキノトウの味がイタリアンになったおいしいパスタです。
キャベッツスープ 副菜にご用意した「キャベッツスープ」です。キャベツをふんだんに使っており、野菜のいい出汁がたっぷり出た味わい深いスープです。
ガトーショコラ デザートは茜が用意した「ガトーショコラ」です。まだ改造する予定なのだそうですが、今時点で十二分においしすぎます。
午後の実習 午後からは技術実習です。今回は雑穀の成型と揚げる技術の両方を行います。上手にできると実に美味なおかずになります。
東風春食 実習で作った「東風春食」です。一つ一つの工程が意外と大事で、どこか一つでもおろそかになると途端に味がレシピが要求するレベルに達しなくなる、意外と難しい部分があります。

今回のクラスでは、生徒さんがもっている固有の特質がどう料理に影響するのか、そして、それをどう調整してレシピが求める味に近づけるのかという高度なレッスンになりました。
自分自身を知り、それを素直に認めた上でさらにそれによる偏向をどう矯正していくのか。
これはまさに料理だけでなく、人生を歩んでいくうえでもとても大切な要諦であり、料理を通じてわたしたちが伝えたい事柄の一つでもあります。


<ご参加頂いた皆さん>

2023/02/25

<生徒さんの感想>

午前中は前回と同じく味の調整を行いました。
今回、パスタでした!

調味料を間違えて、雅仁先生の思惑通りの調味料を選んでしまいました。先生はそのように間違えるだろうと予想していらして、見事にそれを選んでしまった私です。

スパイスもこの味!というのが解ったのですが、知っている味だけれど何かがはっきりと分からず、ミスをしてしまいました。すごく悔しいです。

「悔しい!という気持ちはとても大事なこと」だと千絵子先生がおっしゃって下さり、この気持ちを励みにがんばろうと思います。

まずはお家で調味料の味経験を増やすこと。
この味がこれだ!ということを舌で覚えられるように、たくさん味わっていきます。

あわてんぼうのパスタ、しっかりした味に感じました。
自分の体調も鑑みること。この辺りも意識して作っていきます。

今日はアクシデントがあり、パスタ2種という豪華なメニューになりました。
ふきのとうを使ったパスタも美味しかったです!
実は、ふきのとうのメニューも習えたら嬉しいと思っていたところでした。次回の課題になりましたら難しそうですが、学びたいですし、作って食べていきたいので次回もふきのとうがあるといいなと思います。

茜先生のガトーショコラ、また改良されたとのこと!!
とっても美味しかったです♪
茜先生の探究心を見習いたいと感じながら、至福の時間を堪能しました。

午後からの実習は東風春食でした。
久しぶりに作りました。先生方の前で作るのはまだ少し緊張していて、いつも以上にたくさん喋ってしまっていました。

レシピの目指す味を意識する
自分の味付けや作業の癖を知る

今回も無意識に癖がでてしまっていました。
目指すところの味にする為に、自分の癖を意識して作っていきたいです。
東風春食、美味しかったですがもっともっと上があるので、目指してがんばります。

味も大きさも、形も、ほんの少しの差で料理に影響が出てしまうこと。
これから作る際に、もっと考えてから取り組みます。
自分の苦手を知り、好きが増えていくようにさまざまなお料理を作って食べていきます。

次回もがんばります。
お家でも楽しみながら取り組んでいきたいです。