キングオブマスタークラス2 King of Master Class
第30回 | |
2023年・冬クラス | |
<実施日> | |
2023/12/23 |
今回から卒業を意識した課題になっていきます。
内容がこれまでよりも少しずつシビアになりますが、これは山の登攀に似て、最後の登頂にかけるアタックが最も厳しいのと同じです。
しかし、決して登れない山ではなく、それはこれまで積み上げてきた実力が血となり肉となって蓄積しているからです。
午前中の実習は味の再現ですが、これまでの課題より使える時間が短くなります。 料理において大切なことは、まずは丁寧さ。次にスピードが伴った丁寧さなのです。 |
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実習で作った「トライシュヴァインパスタ」です。これは生徒さんからのリクエスト。味覚力が試されるパスタです。 | |
今回はこの「里芋のミルキースープ」についても味調整してもらいました。優しい中に深い風味を宿したおいしさが特徴の冬に食べたい一品です。 | |
デザートは今の季節にふさわしく「クリスマス♡プディング」です。これも実習で作ってもらいました。日本仕様ではなく、きちっと西洋の味がするプディングです。これはお泊り会の夜のデザートでいただきました。 | |
午後はタルトが実習課題です。タルト生地を無駄なく素早く、いかに少ない接触回数で作り、型につけられるかが最大のポイントになります。 | |
実習で作ってもらった「チョコバナナムースのタルト」です。上手にできるとタルトの層がバリっと出来上がり、実に美味になります♪ |
第2期キングクラスも今回で30回目を迎え、本格的に仕上げを行う段階に突入しました。
これまでにマスター、クイーン、そしてキングと積み上げてきた全てをまとめあげる総仕上げのレッスンとなります。
教える私にとってもここが一番の山場で、最も気合が入るときです。
技術、心、体と相撲の世界ではありませんが、でも、求められるものは同じです。
最後の最後まで気を抜かずに駆け抜けたいと思います。
<ご参加頂いた皆さん>
2023/12/23 | |
<生徒さんの感想>
最初の雅仁先生のお話では、言葉だけで無く形に表すこと。相手の気持ちがどう違うのかまで考えていませんでした。私は全く足りていませんでした。
自分が相手の立場だったらどういう気持ちになるのかまで考えて行動していきます。もっと思いや気持ちを込めて形に表していきたいです。
背伸びの背伸びをすることで超えられること。一緒では無く、上回る気持ちで取り組むこと。
それくらいの思いがあるからこそ、上達していくこと。
目標は高く!雅仁先生のように、高みを目指して取り組んでいきたいです。
午前中の実習は味の調整です。今回からは2つの味調整に取り組みました。
時間が無くて焦りましたが、限られた時間で取り組むことで、いつもより決断力が早く出来たように感じられました。
とても難しく、どちらも雅仁先生とは違う調整をしてしまいました。
お料理の中で調味料がどういう効果をもたらしているのかを考えること。
そして、ハーブでは味がまだ分かっていないものが判明しました。どういう味か舌に体に染み込ませたいです。
トライシュヴァインパスタ、メニューに入れて下さりありがとうございます!私にも美味しく感じられたのが嬉しかったです。
里芋のミルキースープは最初の頃に習っていたので久しぶりで懐かしかったです。
どちらも味を覚えられるように、もっと味を感じながらいただいていきたいと思います。
午後の実習はタルトでした。久しぶりになってしまいました。
私の良くない癖がまた出てしまいました。
回数を半分に減らすように意識したいです。
タルト作り、良いイメージを持って、先生の動きを真似出来るよう取り組んでいきたいです。
チョコバナナムースは味覚上級者向けとのことでした。普段のチョコバナナムースも好きですが、こちらも美味しく思えたのが嬉しかったです。
お家で作って、家族にも違いを感じてもらおうと思います。
潔さも覚悟も無く、誤魔化そうとする気持ちが出てしまっていました。
どんなことも、そうでした。
私が使っている道具で、そのような心が反映されてしまっていました。自分では全然わかりませんでした。
逃げ道を作らないような心、色々なことに向き合う覚悟を持つようにします。
気持ちを乗せて書く。心を込める。
二度は無い。一度で決める。
自分の素直な気持ち。相手に伝わる。
人生に消せる過去は無い。
自分の歩んできた道、後戻りは出来ません。
これから歩くだろう道も、誰に委ねること無く、自分の足でしっかりと踏み締めて歩いていけるように、自分をちゃんと持ちながら進んでいきたいと思います。