マスタークラス Master Class

料理の画像 オールダーシュ
2017年・夏クラス
<実施日>
2017/08/26

今回は「ベジで深みのある味付けにするための極意2」です。
どうやって動物性を使わずに深い味を出すか、その一つの方法に「出汁」があります。
ちえ~るではいろいろな乾燥きのこを駆使して味のベースを作り出していますが、それぞれがどんな役割を果たしているのか、頭と舌で感じてもらいました。

オールダーシュ 出汁に使う材料は7種類! ちえ~るで扱う出汁を全部集めて作るオール・出汁の美味いスープ、それが「オールダーシュ」です。深くてまろやか、複雑で美味。マスター向きのレシピです。
しそマヨドレッシングのサラダ 紫蘇を刻んで使う「しそマヨドレッシングのサラダ」です。ピリッとわさびも入っており、マヨマヨが高級な味に変化します。
ナポリチャン こちらもきのこ出汁がいい仕事をしている「ナポリチャン」です。たっぷりのマカロニで大鍋いっぱいにできますが、日持ちもしますので長く味わえます。
トロピカルかぼちゃ餅 デザートは「トロピカルかぼちゃ餅」です。餡は、かぼちゃと缶詰のマンゴーがコラボしていて、楽しい味わい。包んでいるお餅もほんのり甘くて、おいしさに華を添えています。

今回のテーマはちえ~るの味の源泉に触れるもの。
マスタークラスが始まって半分の折り返し地点になった今、改めて料理に関するとても大切な要諦をお伝えしました。
それと同時に、料理を極めるということは、万の道に通じることと考えています。
今後の人生の指針となるほどの内容を短い時間に凝縮してお話し致しました。

きっと耳に痛い内容も多くあったことと思います。
正直申し上げて、聞き心地の良い言葉だけを並べればこちらも気持ちが楽ですが、それでは生徒さんが育ちません。
本気で生徒さんの成長を願うならば、例えどう思われようとも、厳しいと感じることであっても、きちんと告げねばならないこともあると考えております。

今回、私は真心を込めてお話を致しました。
どうぞ何度も噛みしめて、ご自身の血肉にして頂けたら幸いです。


<ご参加頂いた皆さん>

2017/08/26

<生徒さんの感想>

今日のテーマも「ベジで深みのある味付け」でした。
前回の課題のUFOもキノコの出汁をつかいましたが、今回はオールスター夢の祭典、沢山のキノコのそれぞれの出汁の味、香りを確認してつくったオールダーシュ、複雑でお野菜からもキノコからもよい出汁がでてくせになる、もっともっとと身体が欲する味でした。

ちえ~るを長く続けているからこそ、これがおいしい、この味だ、とまだまだ道は途中ですが、マスタークラス折り返し地点であらためてまた頑張ろうという気持ちを固めました。

「料理を究めることは万の道に通じる」という講座のテーマ、ちえ~るクッキングハウスの基本でした。このことが私が続けている一番の動機です。食事という本当に毎日のあたりまえの務めが自分が生きているというあたりまえのことにつながっている。
料理、生活、生きていること
全部がつながっているからこそ、ごまかしていたり、なんとなく中途半端な時は正直に自分自身にばれてしまいますね。
「一時が万事」という言葉に通じますね。
正直に素直に、こつこつと地道に毎日をよりよく過ごしていきたいです。
ありがとうございました。

今回も充実のマスタークラス、ありがとうございました。

乾物の出汁についての深い学び。
それぞれの出汁の役割や、なぜこの2種類の出汁を組み合わせるか、逆になぜ合わせないのか、なぜ単独で使わないのかなど、考えたことがなかった。
出汁は骨格。そこにいろいろなものを重ねていく。だから後から足すことはできない。大切なベース。
今までは、レシピ通りに出しをとるだけだったれど、改めてレシピの深さに驚き。役割を意識して料理していきます。

私は一度にいくつものことをしたり、並行していくつものことを考えることが苦手ですが、マスタークラスの宿題を何度も作る中で、スムーズに手早くできる手順や、二つの工程を並行しタイミングを合わせる段取りを探る ということを気づけばやっていました。
でも、日常生活ではいつも追われて終わってしまう毎日。苦手と言い訳して、段取りをしてすごすことをサボってたのか!! 反省しながらも、段取りができるようになったら人生変わるかも! くらい大きなことだって気づきました。
料理と生活は切り離して考えるものじゃなくて、こうやって生きてる私が作る料理には、そんな私が全部あらわれるのですよね。

今後は、問われる部分がよりマスタークラスならではとなってきて、気が引き締まりすぎそう。でも、こんなことが学べる場所なんてどこにもない。
人生初! チャンスと思い取り組みます。

できたつもり、わかったつもりにならず、何のためにやっているか間違わず、ここまででよしという期限も到達点もないことに夢中で繰り返し取り組み続ける。ぼやけてきそうな部分があった心に、メッセージがズンと入ってきた日でした。